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はじめに
角膜の形状
HCLデザイン
ベベルエッジの
デザイン
角膜形状とCL
コンタクトレンズデザインとフィッティング
医学博士 小玉祐司
この内容は、小玉院長がセイコーコンタクトレンズフォーラムで講演した内容の抄録です。

角膜形状とCL
次に2つの角膜形状のカラーマップの写真を示します。図4の角膜の形状は中央部分と周辺部分の色の移り変わり部分が非常になだらかと言いますか、緩やかですね。ということは、角膜の形状が中央部と周辺部とであまり差がないということです。周辺部へ行くに従って、偏平化していく程度が非常に少ないと言えます。図5の角膜は、中央部と周辺部の色がどんどん極端に変わっていっております。こういう角膜は周辺部の偏平化のしかたが非常に大きい角膜であるということが推察できます。

図4と図5
図4(左)と図5(右)

こういうふうに、角膜の周辺部の偏平化のしかたに非常に個人差があるということが分かって頂けると思うのです。そして、その時にコンタクトレンズがどのように角膜にフィットするのか、それを図6で示してみました。レンズはすべて同じべ一スカーブ、同じべベルデザイン、角膜中央部の曲率は全て同じです。それぞれ角膜の周辺部の曲率が大きい、まあ普通、偏平化が小さいというこれらの角膜にそれぞれ同じレンズをのせてみたときのシュミレーションですけれども、一番左の角膜の周辺部の大きい限に対してレンズをのせますと、このように非常にタイトあるいはスティープな形のフルオレスセインパターンが予想されます。音通の角膜の形状ですとパラレルなフルオレスセインパターンが現れると予想されますし、角膜周辺部の偏平化の小さい眼にレンズをのせますとかなりフラットな形でフルオレスセインパターンが現れてくると予想できるわけです。
このように、角膜周辺部の形状というものがかなりの部分でフルオレスセインパターン、強いていえばコンタクトレンズのフィッティングに関わってくるということが分かって頂けると思います。


図6

今度は、同じ角膜でレンズのサイズを変えた場合にどうなってくるかについてですが、角膜の偏平化というのは周辺部へいくに従って進むわけですから、レンズのサイズが大きくなればなるほどレンズのエッジ部分は角膜の偏平な部分にちょうど当たって来るわけです。ですから、予想されることは、レンズのサイズを大きくすればするはど、スティープな方向に向かって来ると予想されます。レンズのサイズをだんだん大きくしていきますと、フルオレスセインパターンで、レンズ中央部のフルオレスセインがだんだん濃く集まっていき、次第にスティープな方向に移っていくのではないかということが分かっていただけると思います。
このように、角膜の周辺部の偏平化の仕方が非常に異なることによって、同じべベルデザインを持ったコンタクトレンズでもフィッティングが異なってくる、同じべベルデザインのレンズでもサイズを大きくするとフィッティングも変わってくるということが分かって頂けると思います。

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