ジャズの楽しみ 医院のご案内  コンタクトレンズの知識 城陽市あれこれ トップページ
   
はじめに
角膜の形状
HCLデザイン
ベベルエッジの
デザイン
角膜形状とCL
コンタクトレンズデザインとフィッティング
医学博士 小玉祐司
この内容は、小玉院長がセイコーコンタクトレンズフォーラムで講演した内容の抄録です。

ベベルエッジのデザイン
このべベルとエッジのデザインがコンタクトレンズのフィッティングに非常に大きな役割を果たしています。表1に大きく3つ掲げていますけれど(1)レンズの瞬目による動き、(2)動きの後のレンズの静止位置、つまりベストポジションです、それともう一つ(3)涙液交換に非常に大きな働きを示すわけです。もしも角膜の形状で中央部が球面でそのまま全面球面でありますと、コンタクトレンズというのは表面張力だけで角膜にくっついているわけですから、重力によりレンズは下までストンと落ちてしまいます。ところが、角膜の周辺部では曲率は次第に偏平化していきます。

表1
表1

例えば2枚の濡れたガラス板をくっつけますと、それを引き離すには非常に力がいることはご存知かと思いますが、要するに、この角膜とコンタクトレンズが涙液によって表面張力でくっついているので、それを引き離すのには非常に力がいるわけですね。眼瞼でもって瞬目のときにレンズを上へ引き上げるわけですが、その時このコンタクトレンズというのは角膜の表面から周辺部の形状に応して持ち上がらなければならない、つまり、引き剥がされる方向ヘレンズが動かなければならない、そのような力は非常に強くなければならないわけです。ですから、ある程度のところでレンズの動きは止まってしまう。このどの程度で止まるかというのをべベルやエッジのデザインが決定するわけです。
瞬きが終了しまして眼瞼の働きが無くなりますと、レンズはこんどは重力によりまして下に落ちてきます。先ほど言いましたように角膜が球状でしたらレンズは下までストンと落ちてしまいます。ところが、下方のほうも次第にフラットになっておりますので、レンズはある程度のところ で止まるわけです。このように瞬目によって止へ引き上げられて、下に落ちてくるといったレンズの動きも、すべてべベル、エッジのデザインによって決定されるわけです。
限瞼によってレンズが引き上げられるときに、レンズは浮き上がる方向にいくわけですが、その時には結局引き剥されるという形で、レンズの下にはかなりの陰圧がかかってきます。その峙に、べベル部分に溜まった漠液がレンズの下に入ってくるわけです。限瞼の働きが無くなってレンズが下に落ちてくるときにはレンズと角膜の間隙が今度は減りますので、流入した涙液の余分な分がレンズの外に吐き出されてしまいます。そういう形で涙液の交換が行なわれているわけです。ですから、べベルの下にどれだけの源液が溜まっているか、あるいはどれくらい角膜の周辺部にレンズが引き上げられてくるかということで、涙液交換の量が決定されてくるわけです。
角膜形状とCLへ

all rights reserved by KODAMA EYE CLINIC, 1999